子供と一緒に本格的な米作り・田植え体験したいなら!兵庫県の繁盛地区がおススメ
皆さん、「田植え」ってしたことありますか?
田舎に住んでいる人にとっては、「今年もまた田植えしなきゃ・・・」という感じになりますが、
都会に住んでいる人にとっては「そもそも田んぼの中に入ったことなんて無い!」って方も多いと思います(^^)/。
最近では、気軽に田植えに参加できるイベントや、本格的な田んぼオーナーになれる所も増えてきました。
今回は、私いっしーも企画・参加している、
「本格的に米作り・田植え体験したい方へ」の「兵庫県宍粟市の繁盛地区」の田んぼオーナー制度をご紹介します。
目次
お米作り・田んぼ体験ってどんなもの?
最近は各地で、お米づくりの大切さや子供の食育の一環として、「米作り体験、田んぼ体験」というものがあります。
田植えの時期である、5月~6月頃に、田んぼに入り皆で「手植え」をしたり、
収穫時期である、9月~10月頃には、「稲刈り」を体験することができます。
都心から近い観光農園での米作り体験であったり、大規模的に米作りをしている農場での一区画を利用しての田植え体験などがあります。
その多くは、あくまで体験ということなので、その当日のみのイベントに、1名当たり、1000円~5000円ほどでスポット的に参加して、
子供と一緒に田植えを体験することができます。
田んぼオーナー制度は何が違う?
米作りや田植えを体験する為には、もう一つのカタチとして「田んぼオーナー制度」というものがあります。
田んぼオーナー制度とは、1つの田んぼ(1反(たん)程度)を、
オーナーさん同士でシェアするまさに「シェア田んぼ」ということになります。
そして、田んぼオーナーさんは、「田植え」「除草」「稲刈り」など、
米作りの工程を1年を通じて、田んぼに通い、「お米づくりを体験」することができます。
本来なら、お米づくりは、
●日々の水田の「水の管理」
●田んぼの中や畔(あぜ:田んぼの周り)の「草刈り」
●大きく稲が育つ為の「肥料やり」
●稲が病気にならないような「適切な農薬の散布」
など、毎日の管理が必要です。
しかし、田んぼオーナーさんになってくれた都会の人にこの全てを任せることは大変難しいので、
せめて、「田植え」「月1回程度の除草」「稲刈り」など、「人の手」が必要な時には、
田んぼに来てくださいね~というものです。
そして、稲穂が実り、お米が収穫できた時には、オーナーさまには、
1組(1口)あたりに決められた区画で取れたお米は、
全て「田んぼオーナーさんのお米」となる制度です。
いっしーの参加する兵庫県の宍粟市繁盛(はんせ)地区では、
more繁盛という地元の方が運営や日々の水田管理を行う、
「田んぼオーナー制度」で米づくりを本格的に「体験」することができます。
体験:田植え、稲刈りのみにスポット的参加
費用:1000円~5000円程度
お米:1~2キロくらい貰える所もある
【田んぼオーナー制度】
体験:田植え、除草、稲刈りなど1年を通じて米づくりに参加
費用:20,000円~450,00円程度
お米:決められた区画分は全部貰える!
(1区画:25Kg~40Kgが一般的)
関西から近い田植え体験!?兵庫県宍粟市繁盛地区へのアクセス
田んぼオーナーになったからには、1年を通じて米作りに参加して欲しい!
その為には、アクセスも重要。
おそらく関西からの田植え体験をしたい方が多いと思うのでご案内。
◆中国自動車道山崎ICから車で約、40分
↑揖保川に沿って上流を目指す!!
◆播但連絡道路「朝来I.C.」からは、車で20分
↑但し、峠越え!!繁盛地区には20分で入るが、
田んぼオーナーの田んぼはそこからまた10分程度
中国道の神戸三田からは約1時間30くらいで来れる!
料金は1800円也。
参考:
中国自動車道「豊中I.C.」からは、車で1時間40分 2670円
姫路からだと下道で約1時間。
というアクセスになっていて、
決して、すごく近い!とは言いませんが(笑)、関西から田植え体験するなら十分に通える距離だと思います。
兵庫県繁盛地区の田植え体験おススメポイント10個
田植え体験できる場所って、平野部、山間部、都市に近い観光農園など様々あります。
ここ、兵庫県宍粟市の繁盛地区で、「田植え体験」ができる場所は、
思いっきりの「山間部」・・・・
けれども、ここでだから味わえる「おススメポイント」を紹介していきます(^^)/
揖保川の源流の山間部で田植えと自然体験・川遊びができる!。
「高速道路」も「電車」も近くにない!?「鮎の住む揖保川源流の山間部!」
基本的には車で来るしかないのですが、そこには「自然があり、川がある」
田植え体験をした後に、子供たちは綺麗な川や用水路で遊べます!
都会ではなかなか味わえない、ヒンヤリ気持ちい川遊びを堪能して下さい。
体に優しい減農薬の米づくりである!
繁盛米の米作りは自然環境や人に優しい、農薬を減らして稲を育てる「減農薬」での米づくり!
その為、田んぼには沢山の生き物がいます。農薬を多く使っている田んぼにはあまり生き物は生息しません。
今年から繁盛地区では農薬・肥料不使用の米作りも開始しています。
できる限り自然栽培に近いカタチで米作りをすると苦労も多いですが、
ちゃんと田んぼの中に生態系ができでくる!
その結果、「自然な美味しい米づくり」ができるわけですね。
是非、米作り体験と一緒に、田んぼの生き物を探して下さい(^^)/
田植えや作業後に食べる昼食やお土産がとても豪華で美味しい
繁盛地区の米作り体験は、「田んぼオーナ制度」として皆さまに米づくりを体験して頂いてます。
そして、「more繁盛」という地元の団体が主催しています。
(いっしーもこのお米班の方と一緒になって企画・運営に参加しています(^^)/)
そして料理研究会の主婦の方が、朝早くから、
田んぼオーナー様や一緒に参加するスタッフの昼食を準備してくれています。
その「お昼ご飯」がとても豪華で美味しい!!
また、お土産として、
●繁盛地区の農家さんが作る「古代米」
●繁盛地区の個人農家さんが作る「取れたて野菜」
●芦屋市のオーガニック野菜のお店 「CAの有機野菜」
●芦屋市のオーガニック野菜のお店 「CAお米ビスケット」
などなどお土産も盛り沢山です。
農業体験イベントとしては他ではない、米作りの苦労も体験できる
お米作り体験などの農業体験イベントの多くは、「田植え」「稲刈り」が、メインだと思います。
しかし、この繁盛米の「田んぼオーナー制度」では、「除草」「草刈り」もしっかり体験して頂きます(笑)
それは、
●減農薬での米作りの為、人力による除草が必要
●毎日の水田管理は「地元のお米班」がやってますが、
高齢化の為、「除草作業がとっても大変」。
●田んぼオーナー制度の真の狙いは、
「現役田んぼの維持」や「休耕田や耕作放棄地」の再利用
があります。
このままでは、地元の人たちでは、
「維持管理できないよ~」という田んぼのオーナー様を都会から募集しているわけです。
確かに、田んぼに入っての「除草・草刈り」は大変です。
しかし、実際にやってみると、
・一心不乱に「雑草を獲る」ことでストレス解消になったり!
・お米作りの大変さを体験し、食べるお米がさらに美味しくなったり!
・自分で草取りしながら通ってきた道に、「雑草」が残っていたら、
気になるぐらい「田んぼ」を観察するようになり。また新しい気づきがあったりする!
今の都会の人にとって、
「草むしり」は「非日常」な体験です。
だからこそ、そこには新しい発見や学ぶことがあります。
是非、子供たちにもそんな自然の中で「草むしり」をさせてあげて欲しいと思います(^^)/
(案外、親の方が草むしりに夢中になったりしますよ!(笑))
ドローンで撮影、子供たちの思いでや記録づくり
more繁盛の田んぼオーナー制度では、時期によっては様々なイベントを計画しています。
7月は七夕飾りをやりました。
男性陣が朝から竹を切り出し、女性陣と子供たちが「七夕飾り」をする。
こんな風景も「里山」ならではの「体験」ですね。
そして、その記録はこのブログやFacebookなどで皆さんに見れるようにしていきます。
子供たちとの「思いでづくりや成長の記録」を見ながら、
また来年もこようかな~と思って頂けれるよう頑張ります!
地元の田舎のおっちゃん、おばちゃんと交流できる!
繁盛地区は今では小学校が廃校になるなど、普段は人があまりいません・・・・・
その為、イベント的に人が集まって「田植え」をしていると、
「めっちゃ目立ちます(笑)」
そうなると、普段はあまり顔を出さない、
地元の「おじいさん、おばあさん」も家の窓から気になって見ていたりします。。
そして、居ても立っても居られなくなって、突然差し入れを持って来てくれます。
都会にはあまりない、
子供からおじいちゃん・おばあちゃんまでの幅広い年代の方との交流。
自然の中で遊び、色んな人と接することで「子供」は成長していくと思います。
都会から人が来てくれることで里山が元気になる!
more繁盛のスタッフの思いは、「田んぼオーナー制度」により、
都会から人を集め、お米づくりを通じて、「この里山を元気にすること」。
今の、繁盛地区のお米づくり・水田の維持に必要なものは、
「大きな機械」や「国からの助成金」ではありません。
必要なものは「人の手」です。
●人が集まることによって、里山は元気になります。
●高齢化でできないことは、若手が協力すれば楽になります。
●人が集まることで、里山にも新しい発想が生まれます。
田舎での経験が、都会の人を育てる、
都会の人の発想が、田舎の人を育てる・・・。
これからの時代、国や自治体に依存ばかりしていても、
「何も変わらない」と思います。
どうすれば、「強い田舎になれるのか?」
その一つのきっかけとして、
「田んぼオーナー制度」が担ってくれたらなと僕は思います。
里山に定期的に通うことで子供たちの第二の故郷になる
都会に住んでる子供たちの中には、「里帰りする田舎なんて特にない!」って方も多いと思います。
田舎のおじいちゃん・おばあちゃんと接することも無い・・って子たちもいると思います。
繁盛地区の田んぼオーナー制度では、
「田植え」「除草」「稲刈り」と6月~10月頃にかけて、
月1回程度「田んぼ」にやってくるチャンスがあります。
里山に子供たちと一緒に通うことで、第二の故郷にもなるのではないでしょうか?
また来年もぜひ繁盛地区で米作りしたくなる!
お米作り、田植えを体験していく過程では「しんどい」こともあります。
特に繁盛地区での「田んぼオーナー」になって頂く方に求めることは、
積極的にお米作りに参加してくれる方です。
田植えの時期などは日にちが決まっているので、
●「雨が降っても田植えします」
●草刈りは暑い日でも汗を流しながらすることも必要です。
●稲刈りなどは天候や実りをみて日程も急遽変更になるかもしれません。
しかし、これらのことを経験することは、
単なる「体験」だけで終わらない楽しさがあります!!
一緒に、本格的な米作りに協力して頂ける方」を我々はお待ちしています(^^)/。
田んぼオーナーになることで自分で作ったお米35Kgゲットできる!
繁盛米の田んぼオーナー制度には、
今年の5月から数名のオーナー様がご参加されています。
繁盛米は9月には「稲刈り」を行い収穫できる予定です。
既に、来年に向けてのオーナー制度のプランも「お米班」の中で企画を始めています。
今年の収穫量を参考に、来年からのプランは正式に決定しますが、
「1つの田んぼを12~14組のオーナー様について頂く」計画です。
そうなると、
1組の田んぼオーナー様にお渡しできるお米は、35Kg(玄米)となります。
価格はコースにより異なりますが、
29,800円or39,800円(税別)になると思います。
是非、田んぼオーナーになりたいという方は、
来年からの募集を楽しみにお待ちください(^^)/
まとめ
「田植え体験」と言っても、1日かけて行うものや、
ほんの少し田んぼの片隅を手植えする程度のもの、
繁盛米の田んぼオーナー制度のように1年を通じて田んぼに通うものなど様々は形式があります。
私たちの目指すところは、
「都会と田舎の人の交流」
「オーナー様自ら積極的に田んぼの維持管理を行う」ことです。
その為に、more繁盛の人々と色んなアイデアを出し合い、
皆なが楽しめる企画を考えています。
是非、この記事を読んで、
「繁盛米の田んぼオーナー」になる人が増え、
休耕田や放棄地が再生することを願っています。。